モンゴルやカザフの遊牧民文化に触れるイベントが、倉敷市児島の国際文化施設で開かれています。
会場の芸術蔵CanJoanには、カザフ遊牧民やモンゴル遊牧民の文化に関連した雑貨や写真が展示されています。
このイベントを企画したのは、30年ほど前から遊牧民文化の理解を深めるため活動する北海道のNPO法人代表西村幹也さんです。
毎年この時期に全国を巡り、遊牧民を招いた演奏会を開いていましたがコロナ禍以降は文化講座や雑貨の展示販売会などを中心に開催しています。
こちらは、カザフ遊牧民の女性が子どものために作る刺しゅう壁掛「トゥスキーズ」です。
植物の花と水の周りに家畜の鼻を表す模様などが刺しゅうされ、子どもが食料に困らず豊かに暮らせるよう願いを込めています。
こちらの写真はモンゴル遊牧民の子どもたちの姿を収めたものです。
自分で温かい飲み物を作ったり薪を運んだりと幼い頃から周りの大人たちを真似て生活する術を身に着けている様子を垣間見ることができます。
そのほか、刺しゅう壁掛を使った鞄やアクセサリー、モンゴルのフェルト人形なども合わせて並んでいます。
「シルクロード文化祭」は、倉敷市児島由加の芸術蔵CanJoanで今月29日まで開かれています。
「シルクロード文化祭」では、展示販売に合わせてさまざまな催しが開かれます。
28日と29日にはモンゴル人やカザフ人などのお茶の文化を楽しめる多民族交流お茶会が、29日には馬頭琴の演奏会が行われる予定です。