玉野市内で唯一耐震化ができていない鉾立小学校の木造校舎について今後の方針が示されました。
去年12月議会の総務文教委員会では、木造校舎の耐震工事は行わず、児童の安全確保を第一に、隣接する認定こども園跡地に新たにプレハブ棟を設置し、特別教室棟を改修する案が示されましたが、プレハブ棟にトイレがないことや特別教室棟の多目的ホールが使えなくなるなどのデメリットがあり、再検討となっていました。
きょう開かれた総務文教委員会協議会で新たに示された案は、方針は大きく変えないものの、プレハブ棟にトイレと保健室を設置し、特別教室棟は、職員室の場所を多目的ホールから閲覧室にするなど改修内容を変更しています。また、プレハブは
今後30年使用できる想定のグレードのものに向上させ、想定経費は7千万円上乗せの1億8千万円となっています。
今年6月に補正予算案を計上し、来年4月にプレハブ棟、6年度中に特別教室棟の改修部分の供用を開始します。
委員からは「こども園の撤去だけでも当初予算に入れられないか」と質問があり、「タイミング的に難しいが6月補正でも工期に影響はない」と市側が回答しました。
また、地域への説明をしっかり行ってほしいという要望もありました。
市は今回示した鉾立小学校の方針について、2月中に地域説明会を開く予定です。
木造校舎については新年度中に方針を決める予定です。