玉野市の造船会社三菱重工マリタイムシステムズが海上保安庁向けに製造した大型巡視船「はてるま」が完成し進水式が行われました。
式では海上保安庁や三菱重工マリタイムシステムズの関係者などおよそ20人が出席しました。
海上保安庁を代表して白石昌己海上保安監が綱を切断し進水させました。
建造されたのは全長96メートル、幅11.5メートル、総重量1500トンの大型巡視船です。
尖閣諸島付近を主に巡回し領海の警備や海上交通の安全確保などに活用されます。
沖縄県の島「はてるま島」から名前を取って「はてるま」と命名されました。
「はてるま」には電光掲示板で外の船に「止まれ」などの指示ができる表示装置や消火の役割を果たす遠隔放水銃などが搭載されています。
「はてるま」は2023年度中に海上保安庁に引き渡される予定です。