玉野市議会は3月定例会の最終日、総額240億円あまりの新年度一般会計当初予算案をはじめ24議案を可決しました。
また、辞任に伴う新しい教育長の人事案に同意しました。
本会議では、委員長報告、討論に続き、24議案を採決し、すべて原案の通り可決しました。
前の年より1.7%増えた一般会計当初予算案は、柴田義朗市長が「再始動、加速予算」と命名。
入院・通院にかかる子ども医療費の無料化について、中学3年生(15歳)までを高校3年生(18歳)までに引き上げるのをはじめ、子育て支援、移住定住、企業誘致、防災などの面で施策を充実させています。
また、新年度から4年間で行うまちづくりの基本方針となる新たな総合計画も可決。
市長、副市長、教育長の給料を減らす条例も、継続することが全会一致で決まりました。
このほか、一身上の都合で、妹尾均教育長が今(3)月末で辞任することになりました。
そこで、新しい教育長に、4月1日付けで多田一也さんを任命する人事案が提出され、議会が同意しました。
多田さんは、岡山市に住む61歳。
前の玉野高校校長で、2019年から3年間、岡山県高校野球連盟の会長を務めました。
妹尾教育長の残りの任期となる、2025年9月まで務めます。
これで玉野市議会は、任期満了前最後の定例会が終わりました。
議員は引退する5人を除き、来(4)月23日投開票の選挙戦に臨みます。