倉敷市内の写真グループによる古い城跡を切り取った写真展が開かれています。
やさしい写真の会は、玉島北公民館の「やさしい写真」講座が令和4年1月に独立したグループです。
古城をテーマにした作品展は今回で3回目となり、高梁市の備中松山城や玉野市の常山城など岡山県の古城を中心にメンバー8人の写真が並びました。
写真のほとんどは元の姿を失った城跡です。
堀や土塁で区切られた曲輪や石碑など城があった痕跡を収め、命を懸けて城を築いた当時の人たちに思いを馳せることができます。
吉元利文さんは倉敷市の連島、片島地域の古城3つを撮影。
連島町の大平山にある北面城跡には、いまも階段状の石造りの遺構が見られます。
なかには3年ほどかけて撮影したメンバーもいて、城の名残とともに四季折々の表情を切り取った写真も並んでいます。
やさしい写真の会の写真展は来月2日(日)まで倉敷市立美術館で開かれています。