コロナ禍の影響で当初予定していた2020年から2度の延期となっていた倉敷市民創作オリジナルミュージカル「マスト」が今月10日と11日、3年越しに上演されました。
倉敷市では創作舞台の育成事業として、倉敷、児島、玉島、真備の4地区が、毎年順番に市民参加型の舞台オリジナルミュージカルを行っています。
今回が4回目となった児島地区は2020年3月からコロナ禍による2度の延期を乗り越えての上演となりました。
今回は、ともに味野中学校出身で、ボクシングで3度の世界チャンピオンに輝いた辰𠮷𠀋一郎さんと、世界的分子学者で京都大学教授の森和俊さんをモデルにしたファンタジーストーリーです。
本来は世代が違う2人ですが、物語の中では同級生となります。
一方はボクシング、もう一方は学問で世界のトップとなる夢を叶えるために突き進む1980年代から現在までの40年間を、およそ60人の出演者たちが歌、演技、ダンスで色濃く表現しました。
2日間の上演には合わせておよそ1300人の観客が訪れ、3年越しの出演者たちの熱演を楽しみました。
また、1日目は森さん、2日目には辰𠮷さんが観劇に訪れ、カーテンコールの後、挨拶に立ちました。
地元のスターの登場に会場は大いに盛り上がりました。
倉敷市民創作オリジナルミュージカル「マスト」は、今月30日(金)の午後7時からKCT12チャンネルで放送します。
また、KCTのYouTubeチャンネルでも公開予定です。