和の文化と工芸の魅力に触れようと、総社南高校の2年生が、ミニ畳づくりを体験しました。
普通科2年生の19人が参加しました。
講師は、地元総社で畳を製造する赤木製畳の赤木功会長と社員の原仁美さんです。
原さんは総社南高校の卒業生です。
今回作るミニ畳は、縦20cm、横18cm、厚み2cmのものです。
あらかじめ作られた畳表に、畳縁を縫い付ける工程を体験します。
十数種類用意された畳縁から好きな柄を一つ選んだ生徒は、タッカーを使って畳に固定していきます。
慣れない作業に、悪戦苦闘する生徒も。
赤木会長と原さんがサポートします。
ミニ畳づくりで一番難しいのが、畳縁の端を切って折り込む作業です。
これは職人の腕の見せ所で、見た目を左右するポイントです。
ミニ畳づくり体験は、地元の畳業者のアドバイスを受けながら、生活の営みを支える和の工芸に触れる授業として、初めて企画されました。
できたミニ畳は、同じく生徒が牛乳パックをもとに紙すきで作ったランプシェードの台座にするということです。