国や自治体による文化財指定を受けていないものの価値のある産業遺産と認められる「推薦産業遺産」に水島臨海鉄道が所有する旧国鉄車両など7両が認定されました。
推薦産業遺産に認定されたのは水島臨海鉄道を現役で走る旧国鉄車両 キハ3037、38などの列車に加え昭和40年代から貨物をけん引し続けているディーゼル機関車 DD501それに現在、国内に2台しか残っていないキハ205を含めた7台です。
推薦産業遺産は、産業遺産の存在を広めその保存と活用を進めようと産業遺産学会が認定しているものです。
現在まで、国や地方自治体による文化財指定を受けていない129の産業遺産が認定を受けていて倉敷市では、森田酒造の搾り機など5つが認定されています。
キハ30をはじめとする旧国鉄車両5台が国内で唯一現役で運行されていることや現在、動くものとしては国内で2台だけとなっているキハ205の希少性CFなどを活用しながら車両の保存に力を注いできたことが評価され認定が決まりました。
現役で動く鉄道車両が推薦産業遺産に認定されるのは今回が初めてです。