あす21日からは秋の交通安全県民運動です。
水島警察署管内の交通安全モデル校に指定されている倉敷古城池高校で15日、自転車の交通事故により娘を亡くした遺族の講演会が開かれました。
倉敷古城池高校で講演を行ったのは、11年前の2012年、岡山市内で発生した交通事故で亡くなった秋田あゆみさんの母、秋田明美さんです。
当時14歳だったあゆみさんは学習塾から自転車で帰宅中、交差点で乗用車にはねられました。
その時、あゆみさんはヘルメットを被っておらず、母である明美さんはそのことを後悔するとともに、当時の悲痛な心境を語りました。
この講演会は2007年から県警が行っている「心と命の教育活動」の一環として行われました。
秋田明美さんは二度と同じ悲劇が繰り返されないよう、9年前から全国各地で講演会を開き、命の大切さについて呼びかけています。
岡山県警によると2020年から2022年の間、自転車乗車中の交通事故で41人が亡くなっています。
そのうち40人がヘルメットを被っていなかったということで、ヘルメットの着用を呼びかけています。