岡山県をはじめ全国のスイートピー生産者や農協関係者などでつくる日本スイートピーの会が、倉敷市の圃場を視察しました。
視察には、全国生産量トップの宮崎県をはじめ、岡山県、大分県など5つの県から約60人が参加しました。
倉敷市船穂町にある圃場を案内したのは、スイートピー栽培24年目の木下良一さんです。
2500平方メートルの広さがあるビニルハウスには、順調に育っている8種類のスイートピーがずらりと並びます。
木下さんは、コンピュータによる自動制御システムを導入し、ハウス内の日照りや温度、土壌の水分などを常に測定。
そのデータを蓄積し、スイートピーの生育に最適な環境を追求しています。
JAによると倉敷市船穂町では、16戸の生産者がスイートピーを栽培し、全国の産地で2番目に多い年間800万本ほどを出荷しています。
品質にこだわる船穂町の取り組みを、参加者は熱心に聞いていました。
日本スイートピーの会では、産地相互の生産拡大を目指した圃場視察や交流を2016年の設立以来、3年に一度のペースで行っていて、今後も継続していきたいとしています。