去年から米粉の利用促進に力を入れている倉敷市は倉敷市役所の敷地内に米粉製粉機を設置し、きょうから運用を始めました。
米粉製粉機は倉敷市役所本庁舎東側出入口付近の旧自動交付機建屋内に設置されました。
自宅などにある米を、手軽に製粉して米粉ができます。
米粉製粉機の設置に合わせて倉敷市役所では運用開始式典が開かれました。
式典には米粉色の白いスーツを身に纏った伊東香織市長を始め、一般市民など約50人が集まりました。
式典では伊東市長が米粉製粉機に米1kgを投入し、デモンストレーションを行いました。
1kgの米だと8分から10分ほどで米粉に生まれ変わります。
この米粉製粉機は去年から米粉の利用促進などに力を注いでいる倉敷市が導入したもので行政が米粉製粉機を設置するのは中国地方で初めてです。
日本では米の食料自給率が97%にも関わらず、一人あたりの年間消費量は60年前と比べて半分以下となっています。
現在価格が高騰している小麦粉をグルテンフリーでヘルシーな米粉に変えることで米農家の活性化にもつながります。
式典では米粉を使ったレシピ開発をしているくらしき作陽大学食文化部による新作3品が振舞われました。
倉敷市在住で利用を希望する人は倉敷市農林水産課に米を持参し申請すると無料(〜来年3月まで)で職員が製粉します。
営利目的で利用することはできません。
詳しくは倉敷市農林水産課までお問い合わせください。
(倉敷市文化産業局農林水産部農林水産課 電話:086—426—3425)