早島支援学校の生徒が、遠隔操作できる分身ロボットを使って授業でつくった製品を地域の人に販売しました。
早島町地域福祉センターには、きのう(27日)から早島支援学校の生徒による作品が並ぶ「早島支援のおみせ」がオープンしています。
肢体不自由部と病弱部の中学部、高等部の生徒およそ40人がつくった小物入れやカレンダー、靴下の端切れを活用した「エコたわし」など200点ほどが販売されています。
店先に立つのは、人ではなく分身ロボットの「Orihime」。
2キロほど離れた学校から生徒や教員が操作しています。
分身ロボットを使うと目元に付いたカメラで現地の様子を見たり、電話のようにスピーカーから声を届けたり、手や頭を動かして気持ちを伝えたりすることができます。
生徒たちは、学校から移動することが難しくても分身ロボットを通じて買い物に来た地域の人とコミュニケーションを取りながら接客していました。
早島支援学校は、生徒の取り組みを地域の人に知ってもらおうと、去年から早島町地域福祉センターで生徒の作品を販売しています。
今年は、岡山市の鹿田学区支援が必要な子の親の会「ひまわりの会」から分身ロボットを貸してもらい、地域の人とのコミュニケーションにも挑戦することにしました。
次回、分身ロボットを活用した販売は、12月1日午前11時から11時25分まで行われます。
作品の販売は、8日までの予定です。