総社市では、岡山県立大学と連携して競技中の身体的負荷を数値化し地域移行する部活動の質向上をめざす新たな取り組みをはじめました。
総社西中学校のサッカー部員21人が岡山県立大学を訪れ、自身の体力や動き等の数値化を体験しました。
指揮を執るのは岡山県立大学でサッカーを中心としたスポーツ工学を研究する綾部誠也教授です。
綾部教授が持つ知識や最先端の技術を活用することで短時間で効果的・効率的なトレーニングができる部活動を目指します。
まず部員たちは10m、30m、50mの3カ所に測定器が置かれた50m走を体験。
それぞれを通過したタイムを測り初速度や加速度を数値化します。
生かし続いて体脂肪率や筋肉量などを測定。
今の体の状態を見ることで自身が目指す体を明確化しました。
最後に試合中の位置情報や心拍数などを測るデバイス「knows」を付け、紅白戦を行いました。
試合中の選手の位置や走った距離、心拍数などを数値として集計。
生かし選手たちが走った軌跡や心拍数が上昇した場所などから試合中の選手の動きを分析し選手の疲労状態の把握や戦術などに活かしていきます。
この取り組みは地域にある大学の専門性を活かすことで部活動に取り組む環境を良いものにしようと部活動の地域移行推進事業の一環として行われました。
今月20日には総社東中学校のサッカー部も同様の体験を行う予定です。