瀬戸内海の干潟を代表する生き物「カブトガニ」。
そのカブトガニを巡って玉野市の渋川マリン水族館と笠岡市のカブトガニ博物館が激しい論戦を繰り広げました。
玉野市立図書館で行われたトークイベント「渋川マリン水族館VSカブトガニ博物館 水域なき戦い」。
バトルの中心は「カブトガニ」です。
きっかけは瀬戸内海国立公園指定90周年記念の出張水族館でカブトガニがお披露目されることでした。
繁殖地が国の天然記念物に指定されている笠岡市のカブトガニ博物館から貸し出されたものなんですが、渋川マリン水族館側の「展示が終わったらカブトガニくれないかな~」という考えが伝わってしまったのです。
絶滅危惧種に指定され成体になるまで10年もかかるカブトガニ、時間と手間をかけた生き物をカブトガニ博物館もそうやすやすとは渡せません。
トークイベントでは、カブトガニの生息地である干潟の環境や周りの生物についても語られ、ようやくついた決着は・・・
渋川マリン水族館ではカブトガニが譲渡され次第、イベントなどで展示していく予定です。