倉敷工業高校で繊維などについて学ぶテキスタイル工学科の生徒たちが羊の毛刈りに挑戦しました。
玉野市の渋川動物公園を訪れたのは倉敷工業高校テキスタイル工学科の2年生38人です。
この学科では、動物繊維を使った製品が原材料から完成するまでの過程を学ぶため羊の毛を使った繊維製品の製作に取り組んでいます。
羊たちの熱中症対策のため夏を前に毛刈りが行われるため毎年この時期に動物公園に訪れ作業を体験しています。
生徒たちは専用の電動バリカンやハサミを使い羊を傷つけないようにおそるおそる背中の毛を刈っていきました。
生かしきょうは2つの班に分かれ2頭の羊の毛およそ9キロを刈りとりました。
刈り取った毛は学校に持ち帰り、毛の洗浄から染色、糸紡ぎ、織りまでの工程を生徒自ら行いひざ掛けを作ります。
ひざ掛けはおよそ2年間かけて作られ完成品は市内の高齢者施設に寄贈されます。