西日本豪雨災害についてゲームを通じて学ぶ取り組みが、倉敷市真備町で動き出しました。地域活性化の
プロジェクトを担う地元の中学生が挑戦です。
真備公民館川辺分館に集まった子どもたちが向き合っているのは、パソコンの人気ゲーム「マインクラフト」です。
倉敷市真備町の地形データをもとに、川があふれても水に浸からない防災タワーをゲーム上に作っています。
真備地区では、地元の中学生が地域の活性化や課題解決に取り組む「まび未来プロジェクト」を今年の春からスタート。
今回はこの「マインクラフト」を使って防災教育を推し進めようと、企画しました。
今回は、まび未来プロジェクトの中学生メンバー2人と、高梁市の中学生がゲストとして参加。
「マインクラフト」を使った防災教育のノウハウを持つ吉備国際大学が協力します。
真備町が浸水する原因になった川のバックウォーター現象をマインクラフトでシミュレーションするため、中学生たちは堤防が決壊した末政川などを見学し、川の構造などを理解しました。
今後は、町が浸水した様子をマインクラフトで再現したプログラムを作成。
中学生はそのプログラムに、テロップやナレーションで詳しい状況説明を加え、年内に一つの動画を完成させる計画です。