倉敷市下津井に伝わる民謡「下津井節」に合わせ踊り子たちが練り歩くイベント「下津井宵灯り」が今月5日初めて開催されました。
歌い手が減少する「下津井節」を後世に伝えていくための新たな取り組みです。
倉敷市下津井の街並み保存地区を舞台に初めて開催されたイベント「下津井宵灯り」です。
色とりどりの浴衣をまとい頭には笠をかぶった踊り子25人が提灯やあんどんで照らされた下津井の街を踊り流していきます。
踊り子たちが披露するのは今からおよそ80年前下津井節を全国に広めようと作られた踊りです。
かつては運動会やお祭りなどで地域の人たちみんなで踊っていたこの踊りを昔から伝わる正調下津井節に合わせ披露しました。
下津井宵灯りは、歌い手や歌う機会が減少している「下津井節」を若い世代に伝えていこうと行われている「下津井節 つなぐプロジェクト」のメインイベントとして今年、初めて開催されました。
踊りを披露した参加者たちはおよそ半年の間、練習を重ね本番の日を迎えました。
また地元、下津井地区の子どもたちも踊り手としてイベントに参加し観客に「下津井節」の魅力をアピールしました。
イベントは来年以降も継続して開催していきます。
今後は、踊り手だけでなく歌い手や演奏者も育てていきながら下津井節を後世に残していきます。