倉敷市の装飾家・能勢聖紅さんの作品展がきょう(23日)から始まり、大橋家住宅が花で彩られています。
倉敷市に拠点を置く装飾家・能勢聖紅さんが大橋家住宅で開催している「倉敷花もよい」。
今回は、今年1月に発生した能登半島地震から感じた思いを3つの連作で表しています。
こちらの作品は、何気ない日常を襲った震災を表現しています。
椅子やテーブルが置かれた生活感のある部屋にドラセナやグロリオサなど火を表す赤い花々が装飾されています。
2つ目の作品のテーマは鎮魂歌=「レクイエム」です。
白いキクやコチョウランが使われているほか、竹は亡くなった方の魂を連想させます。
3つ目の作品のタイトルは「花鳥風月」。
調和やつながりを表す輪の形にデザインされていて被災地に平穏な秋が訪れることを願って約10種類の花や実が使用されています。
また、今回の3作品には岡山県出身の書遊家・正太郎さんの字があしらわれていて作品に込められた想いを強く感じ取ることができます。
倉敷花もよいは12月1日(日)まで倉敷市阿知の大橋家住宅で開催されています。