服飾について学ぶ学生が、繊維産業の課題解決や新しい製品づくりの提案を行うコンテストが、倉敷市児島で開かれました。
コンテストには、県内外で服飾について学ぶ短大生や専門学生が参加しました。
個人やグループ7つのチームが、県内の企業と協同で進めてきた企画をプレゼンテーションし競いました。
審査は地元企業の代表者や倉敷市立短期大学の教授が行い、ユニークな視点と発想があるか、内容が実現した時に社会に与えるインパクトが大きいかなどの観点から評価します。
学生たちは、端切れを活用したワークショップの開催や、紫外線に弱い人が身体を守ることのできる制服、また車いすに乗る人が快適におしゃれを楽しめる新しいブランドなど様々なアイデアを発表しました。
倉敷市立短期大学服飾美術学科2年の山本凜さんは、児島産のデニムを使いデスクワークに特化した防寒着を提案しました。
裏地付きのベストは2枚重ねになっています。
このコンテストは、服飾を学ぶ学生が県内の企業と交流を深め、繊維の産地に関心を持ってもらおうと、倉敷ファッションセンターや倉敷市などでつくる実行委員会が開催しています。
審査の結果、大阪府の桃山学院大学の秋山悠輔さんが第1位に選ばれました。