国指定重要文化財の大橋家住宅で倉敷市の装飾家・能勢聖紅さんが作品展示を行っています。
居間に展示されているのは大橋家住宅をイメージして作られた作品です。
作品の要はキヅタと呼ばれるつる植物です。
山では他の木々に絡みつき枯らしてしまうことから駆除の対象となっていますが素材として活かしたいという思いからこの作品が生まれました。
小座敷では瀬戸内海に浮かぶ島々から着想を得た作品が吊るされています。
「根駒」と呼ばれるい草を加工するときに廃棄されてしまう部分で島をイメージ。
風が吹くたびに揺らめくリボンを用いて海を表現しています。
また、今回は能勢さんが過去に披露した作品をリバイバル展示しています。
企業のプライベートイベントで初めて披露されたこの作品は夜空をイメージしていて、アクリル製のオーナメントやヒノキを剪定した際に捨てられてしまう部分を活用しています。
能勢聖紅さんの作品展「倉敷花もよい」は国重要文化財の大橋家住能勢聖紅さんは5月1日を除く会期中午後1時から4時まで大橋家住宅で来場客の対応などをするということです。