建設現場で働くくるまの乗車体験などを通して子どもたちに建設業への関心を持ってもらうイベントが倉敷市で開かれました。
地面の掘削作業などで使われるバックホウや、土砂の運搬や積み込みなどに使われるホイールローダーなど建設現場ではたらく車が一堂に集結です。
会場には倉敷市内の建設業者14社ではたらく10台の重機が並びました。
イベントには約70人の親子が参加し、乗車体験や操作の説明などを受け建設業への理解を深めていました。
特に人気を集めていたのが高い所での工事や点検作業に使われるスーパーデッキへの乗車体験です。
子どもたちはデッキに乗り込み、ビル2階分に相当する6mからの作業風景を体感しました。
イベントではほかにも、建設業の仕事紹介映像の視聴や木工キットを使ったソーラーカー制作体験も行われました。
このイベントはインフラ維持だけでなく、災害時の復興作業に欠かせない建設業の魅力を子どもたちに知ってもらい、担い手不足を解消しようと倉敷商工会議所建設委員会が初めて開きました。
倉敷商工会議所は去年、倉敷市内の高校に土木科を設置するよう県の教育委員会に要望していて、今回のイベントは「担い手」確保のプロジェクト第2弾です。
今後も建設土木業界の人材確保への取り組みを行う考えです。




