倉敷・総社・玉野・早島・岡山その他の地域情報をお届け

KCTニュース

月~木/17:00~17:30 他

月~木/17:00~17:30 他

夏バテ防止の郷土料理「ドジョウ汁」

かつて、備中地方でも、6月から8月のお盆前までの暑い時期に夏のスタミナ料理としてドジョウと野菜、うどんを大鍋で煮る「ドジョウ汁」を農作業や寄り合いの後に食べていたそうです。農業用水からドジョウの姿が見られなくなった今では、珍しい料理となっています。今回、総社市新本の丸裕生さんに「ドジョウ汁」を再現していただきました。

総社市の西部新本の農家に生まれ育った丸山裕生さん82歳は、若い頃、農業用水に泳いでいるドジョウをすくっては、ドジョウ汁を作って近所の仲間たちと一緒に食べたそうです。ドジョウ汁の材料です。魚屋さんで買ったドジョウカボチャ、ナス、サツマイモ、ゴボウ、サトイモ、糸コンニャク、油あげ、ちくわ、タマネギなど調味料は、サラダ油酒、みりん、味噌です。それでは、ドジョウ汁を作っていただきます。まずは、塩でドジョウのぬめりを取ります。塩で揉んでぬめりをとったあとは、よく水洗いします。ドジョウの目方の半分ぐらいの量の油をよく熱して、そこへ、一気にドジョウを入れます。油で炒りあげるようにドジョウ全体に火を通します。ドジョウに火が通ったらタマネギ、カボチャ、サツマイモ、サトイモなどの野菜をたっぷり入れ、水を加えて煮ます。ドジョウのおいしいダシで野菜が煮えてきたら油あげを加え、最後にドジョウにように長く短冊切りしたナスを入れます。全体に火が通ったら、日本酒、みりん、味噌を加えて味を調えます。味噌は、白味噌、赤味噌両方を使います。特に、ドジョウは、産卵期の前の6月から7月が骨が柔らかくて一番美味しいそうです。ビタミンA、カルシウム、鉄分などを多く含むドジョウ汁は、夏バテ防止の郷土料理として親しまれてきました。ドジョウ汁は、うどん、そうめん、ひやむぎなど麺と一緒に食べるのがおいしい食べ方だそうです。大鍋で作って、おおぜいで食べるドジョウ汁。夏バテ防止効果だけでなく、地域の連帯感も一緒に味わえる郷土料理です。

KCTニュース動画

ご迷惑をおかけいたします。現在、混み合っています。(KCT-Net非会員様:こちらの動画は会員専用のサービスです)
  • 放送日:2011/08/03(水)
  • 担当者:中塚美佐子
おすすめ記事
【倉敷周辺イベント情報】今週末のおでかけ、どこに行く?
倉敷市議会9月定例会 補正予算案など可決し閉会
9月27・28日開催「宮筋ものがたり」
倉敷で秋の交通安全運動推進大会
倉敷周辺の夏祭り&花火大会 開催情報2025
高校文化祭特集 倉敷青陵高校 「青陵祭」
新市議22人決まる 総社市議選ダイジェスト
高校文化祭特集 倉敷南高校 葦岡祭

Copyright (C) KCT Co.,Ltd. All Rights Reserved.

JASRAC許諾番号:5770546002C21040