防衛省の護衛艦『ふゆづき』の命名・進水式が、三井造船玉野事業所で行われました。玉野事業所での護衛艦の進水式は、17年ぶりです。
護衛艦『ふゆづき』は、排水量約5、100トン、全長151メートルで、30ノット(時速54㎞)の速力です。イージス艦を守る役割なども担っていて、最新鋭のレーダーや対空ミサイルなどを配備、防空力を強化しているのが、特徴です。建造費は、726億円です。命名・進水式には、防衛省の関係者のほか、市民などおよそ2、500人が、詰めかけました。式では、護衛艦を『ふゆづき』と命名した後、艦とドッグをつないでいる綱を切断し、進水させました。ふゆづきは、今後、武器の配備 や 内装工事など行い、平成26年の3月に竣工する予定です。主に、海上交通の防衛などの任務にあたります。