障がい者福祉について理解を深めるフォーラムが2日、早島町のゆるびの舎で開かれました。その中で、それぞれ別の障がいを持つ女性2人が自分自身の人生観を語りました
「私が前向きなのではなく前向きにさせてくれる人がいる」こう語るのは庄野ひとみさん。倉敷市水道局に勤めています。6歳の時にブランコにぶつかる事故で下半身が不自由になり車いすを利用しています。一方、こちらは、元中学校教諭で、現在は自宅で学習塾を開いている瑠璃真依子さん。幼い頃からコミュニケーションが苦手でパニックになりやすく、3年前に、広汎性発達障がいと診断されました。フォーラムでは2人がステージにあがり普段の生活ぶりや自分の生き方へのこだわりを語りました。フォーラムは障がい者の生活を支援する倉敷地域 自立支援協議会が呼びかけて、「つなぐ」をテーマに開かれました。庄野さんはおしゃれなカフェや雑貨店が大好きで、どこにでも出かけていく社交的な性格です。旅行も好きで気の合う仲間と海外旅行も楽しんでいます。
3年前に医師から発達障がいと診断されたときのことをこう振り返ります。
瑠璃さんは障害も一つの個性ととらえ皆が明るく輝ける社会になるようにとの思いから自分のこれまでの人生を一冊の本にしました。
また、ドラッグストア・ザグザグで障がい者の採用担当をする引地憲幸さんもステージに上がり、「障がいの有無に関係なくその人の持つやる気や生きがいを応援したい」と話しました。