赤米の栽培を伝承している総社市新本の本庄国司神社で今年の豊作を祈る年始祭が行われました。
総社市新本の本庄国司神社では年中行事の一つとして旧暦1月6日にあわせ、豊作を祈る年始祭が行われています。年始祭には、地元新本小学校の4年生と5年生の児童15人と赤米保存会のメンバーなどが参加しました。拝殿で祭典に参加した子どもたちは赤米で作った神饌や供え物を盛った三方を本殿やいなり殿に運ぶ手伝いをしました。赤米の神饌は、昭和60年に県の重要無形民俗文化財に指定されています。
また、湯立ての儀では、宮司が今年の豊作と参加者の家内安全などを祈りました。神事の後は、赤米で作った甘酒がふるまわれ、生憎の雨で冷えた体を温めていました。新本小学校の5年生は総合的な学習で新本の宝ともいえる赤米について学んでおり、田植えや稲刈りなど赤米保存会の作業に参加しています。