玉野市在住の備前焼作家が全国を巡って制作した90組の狛犬が倉敷市の野﨑家旧宅で展示されています。
狛犬は仏教とともに日本に入ってきた獅子が起源といわれています。
神社やお寺に置かれ、これまで魔除けとして信仰されてきました。
野﨑家旧宅の庭や建物至る所に狛犬が鎮座するこの催しは、瀬戸内海国立公園90周年記念事業として開かれました。
展示されている90組180体の狛犬は、王子が岳に工房・王子窯をもつ玉野市の備前焼作家・浜松昭夫さんがすべて手掛けました。
7年間全国を巡って狛犬について勉強し、5年かけて作ったそうです。
岡山県の最上稲荷の狛犬や沖縄県のシーサーなど全国各地の狛犬を約10分の1のサイズにして制作しています。
備前焼と瀬戸焼、石づくりのものは、質感を似せた土で表現しました。
つくられた時代や土地によって狛犬の姿や形、色合いは様々です。
イノシシやトラのような動物をモチーフにしているものもあります。
塩づくりで成功した野﨑家がまつる宮城県の塩釜神社の祠の前には、塩釜神社の狛犬が並べられています。
展示室には特に力の入った作品を集めました。
こちらは児島の由加神社の狛犬です。どちらも膝立ちをした珍しいスタイルです。
また、江戸時代には狛犬のデザイナーが誕生し、デザイン性が高いものが増えました。
石を掘ってつくられたたてがみなどの細かいデザインを焼物で見事に再現しました。
全国狛犬展は7月21日まで野﨑家旧宅で開かれています。
また、鷲羽山ビジターセンターやむかし下津井回船問屋、児島地域のホテルなどにも狛犬が展示されています。




