倉敷市立自然史博物館で昆虫について学ぶ「むしむし探検隊」のメンバーが1年間の活動や研究の成果を発表する会が開かれました。
「むしむし探検隊」とは自然史博物館で昆虫調査や標本の整理、研究などを行うボランティアメンバーのことで現在、15人が所属しています。
今月20日、1年間の活動の中で取り組んだ活動や研究の成果を地域住民や保護者などに紹介する発表会が開かれました。
東陽中学校1年生の田邉伊吹己さんは乾燥した草原や公園でよく見られるクロナガアリを飼育するときに横に巣をつくり上から巣の様子が見える平型石膏巣と実際の巣に近づけた縦型の石膏巣のどちらが飼育に適しているかを研究しました。
発表会ではほかにも日本本土での確認例が少ない迷蝶・リュウキュウムラサキを倉敷市で発見した時の記録やむしむし探検隊で年に2回ある昆虫調査で見つけた虫の紹介などを文献や標本などをもとに丁寧に研究した研究結果を発表していました。
自然史博物館では新年度から一緒に活動するむしむし探検隊の隊員を募集しています。