倉敷市は、6月補正予算案を発表しました。
プラスチック再資源化に向けた事業や子育て支援に関する予算などを盛り込んでいます。
倉敷市の一般会計の補正額は34億7000万円あまりです。
主なものでは、家庭から出るプラスチックを分別回収することでゴミの焼却量を減らし再資源化に取り組む事業に25億円の債務負担行為を設定しました。
現在、プラスチックでできた菓子の袋やバケツなどは燃やせるごみとして出すことができますが、2028年4月から分別するとこになります。
ごみステーションでの分別回収は「プラスチック」の収集日を新たに週一回設けます。
子育て関連では、不妊治療費助成事業に6600万円、結婚支援事業として企業の協力による交流イベントの開催に300万円などです。
そのほか、防災拡声塔の運用を来年3月に終了することに合わせ、スマートフォンで緊急告知情報を受信できるシステムの導入に500万円、65歳以上の難聴の高齢者を対象に補聴器の購入費用の2分の1を補助する事業に500万円が予算化されました。
また、倉敷市民会館の長寿命化に向けた天井や壁などを改修に1億5000万円をみこんでいて、今回の補正では設計業務の委託に6000万円を計上しています。
詳しい工事期間は設計後に明らかになりますが、2027年4月以降頃から使用できなくなる見込みです。
当初予算に盛り込んでいた物価高騰対策についても示しました。
水道料金の基本料金1期分=2ヵ月分2178円を市が負担します。
奇数月の検針地区は7月検針分、偶数月は8月検針分が対象です。
また、子育て世帯の負担軽減を図るため、小・中・支援学校の給食費の6月の1か月分を市が負担します。
倉敷市議会6月定例会は6月2日(月)に開会します。