小学生が働くことを通して社会の仕組みを学ぶ催しが、玉野商工高校で開かれました。
玉野商工高校で行われたキッズビジネスタウンたまのには玉野市と香川県直島町内の小学校4年生から6年生が参加しました。
子どもたちは仮想都市「たまのの市」の市民の一員として働いて給料をもらい、買い物をして社会の仕組みを学びます。
職場はカフェやコンビニエンスストアなど玉野商工高生が考案したものや市内を中心に9つの事業所、団体が協力して出展した15種類。
興味のある職業を選んで働くことができます。
事前の申し込みで体験人数が定員に達するほど人気だったのはカフェです。
注文を受けて、飲み物やケーキを提供します。
開店直後から保護者や友人などお客さんが何人も並び店員さんは大忙しです。
たまのの薬局では本物の薬剤師から指導を受けて薬を患者に提供します。
処方箋通りに薬を準備し、実際に薬局で使われている機械を操作して袋詰めしていきます。
子どもたちを手助けするのは玉野商工高校の生徒と市内から集まったボランティアの中学生です。
会場への案内や接客などを教え子どもたちがスムーズに働けるようサポートしました。
働いたあとの楽しみは給料です。
1回働くとたまのの市でしか使えない通貨で「150のの」が手渡されますが全てが給料として貰えるわけではありません。
「150のの」のうち「10のの」はたまのの市を良くするための税金として納めます。
市民で協力して納税したお金はコミュニティバス「シーバス」や治安を守るためのパトカーの導入に使われました。
そのあとは手元に残ったお金を数えながらお金を支払い買い物やゲームを楽しみました。
キッズビジネスタウンたまのは、働くことの楽しさ、大変さを知るだけではなく納税や消費などお金の流れについて学んでもらおうと玉野商工高校が毎年開いていて今回で12回目となりました。
事前の申し込みは180人を超えていて高校は来年の開催も予定しています。




