かつて早島町で盛んだったい草栽培の歴史を次の世代につなごうと、子どもたちがい草の植え付けを体験しました。
参加したのは、早島町内外の子どもたちと保護者あわせて55人です。
早島駅前にある広さ140平方メートルの田んぼで、昔と同じように1本ずつ手作業で植え付けます。
今回は、昭和20年代、品種改良で生まれたい草の苗「岡山3号」をおよそ3000株用意しました。
植える深さは2センチから3センチで、沈めすぎると芽が出ず、浅すぎると風で倒れてしまいます。
い草の文化を守る地元のグループ「ゆ田の会」のメンバーがアドバイスしながら作業しました。
粘土質の田んぼはぬかるんで、足元をとられて苦労する様子もありましたが、慣れてくるとテンポよく植えることができました。
植え付け体験は、早島町の伝統産業であるい草について学び、魅力を感じてもらおうと、2年前から行われています。
作業が終わった参加者には、早島町発祥の料理が振る舞われました。
町内の小中学校で人気ナンバーワンの給食メニュー「ふわふわ丼」です。
昭和の終わりごろに登場し、今では月1回提供されているそうです。
お麩をメインに牛肉や野菜を卵でとじたもので、しょうゆベースで親子丼に近い素朴な味です。
参加者は、植えて、食べて早島の魅力を感じているようでした。
なお、い草の収穫体験は来年7月に行われる予定です。




