倉敷市連島町西之浦で厄神社の秋季例大祭が開かれ、氏子たちが町内の千歳楽を華やかに曳きました。
厄神社の秋季例大祭は毎年10月に行われます。近年では、氏子たちが秋祭りを安全に楽しんでもらおうと連島街道を歩行者天国にして屋台が並ぶなど一層賑わいを見せています。祭りでは厄神社のご神体を乗せた神輿が氏子町内を回った後、神社にもどりクライマックスを迎えます。氏子町内の千歳楽です。厄神社の氏子町内は奥、四丁内、西町、腕の4つでそれぞれ、大若・小若と呼ばれる大小の千歳楽を担ぎます。千歳楽には歌があります。1人が唄うとそのほかの担ぎ手が合いの手を入れます。歌は地域の自慢で、先代からずっと受け継がれています。「さした」と呼ばれる見せどころのひとつでは担ぎ手が千歳楽を持ち上げます。力強さと華やかさがあり集まった人たちも一緒に盛り上がります。ただ、華やかな祭りも終焉があります。提灯を吊るした十二張りと呼ばれる場所を通過すると千歳楽は、地元へ帰るのみとなり祭りを終えます。倉敷市連島町西之浦の厄神社の秋季例大祭はこうして毎年、賑わいを見せています。
なお、連島町西之浦厄神社の秋季例大祭の模様は11月2日(土)11時30分から特別番組としてKCT11chで放送します。