倉敷市の倉敷平成病院が音楽療法の一環で行っている「歌声広場」が通算1400回目を迎えました。
歌声広場は、音を聴く、声を出して歌うことで脳の活性化や老化防止を図るリハビリテーションを兼ねて、倉敷平成病院では昭和63年から週1回開いています。現在、併設する倉敷在宅総合ケアセンターに通う高齢者を対象に行っていて、5月25日の開催で1400回目を迎えました。ここでは毎回童謡や懐メロなど親しみやすい曲を選んでいて、旋律を弾くキーボードを追加して音程を取りやすくするなど、誰でも歌いやすいよう工夫を凝らしています。1400回目は60代から90代の150人が参加し、瀬戸の花嫁、北国の春、東京音頭など6曲を歌いました。週1回のペースで続ければ、1500回目は再来年の春ごろ迎える見通しで、施設を運営する医療法人全仁会の高尾公子副理事長が「1500回目もお元気で参加してください」と呼びかけました。