倉敷市の中心市街地と水島地区を結ぶ水島臨海鉄道で主力車両として活躍し「キハ205」が、今日最後の運行となりました。「キハ205」は昭和35年10月、旧国鉄時代に製造された車両です。昭和63年4月から29年間主力車両として親しまれてきましたが、老朽化のため引退することとなりました。記念式典では、水島臨海鉄道の社長でもある伊東香織倉敷市長が「長らくの間、ご愛顧頂きありがとうございます。」と感謝の気持ちを述べました。また、第五福田幼稚園の園児5人がラストランを担当する乗務員に花束を贈りました。いよいよ伊東社長と園児の合図で、最後の出発です。車内では、乗客たちが学生時代に利用していた時の思い出を語ったり、車窓から見える景色を楽しんだりしていました。キハ205は、たくさんのファンに惜しまれながら、最後の役目を終えました。
(取材日)3月19日
(取材場所)水島駅
(倉敷市水島東千鳥町)