倉敷市藤戸町にある藤戸寺で沙羅の花が見頃を迎え、一般公開しています。
「沙羅双樹の花の色盛者必衰の理をあらはす」平家物語の冒頭でうたわれた沙羅の花・ナツツバキです。
平家物語にも描かれている源平合戦ゆかりの藤戸寺で、沙羅の花の一般公開が行われています。
客殿の中庭にはおよそ10本の沙羅の花が植えられています。
いまが見頃です。
沙羅の花は朝に美しい白い花を咲かせ、夜のうちには落ちてしまうことから「儚さ」の象徴とされています。
訪れた人は、1日で散るはかなくも可憐な花に見入っていました。
また客殿では源平合戦の様子を描いた掛け軸などが展示されています。
抽象画家の岡本 悍久さんが古代シリアのウガリット文字で平家物語の歌を描いた作品も今年初めて展示しています。
この沙羅の花を観る会は明日(24日)まで藤戸寺で一般公開されています。