西日本豪雨で堤防が決壊し、倉敷市真備町などに大きな被害を出した小田川と高梁川との合流部分の付け替え工事がはじまりました。
工事が行われるのは小田川と高梁川の現在の合流部分から、柳井原貯水池を経由し新合流点までの区間です。
およそ380億円をかけて高梁川との合流点をおよそ5km下流へ付替えます。
国と県の治水対策として10年計画で進められていましたが西日本豪雨を受け、計画を5年前倒しして工事が行われることになりました。
倉敷市の柳井原小学校で行われた着工式には、工事を行う国や県、倉敷市の関係者などおよそ200人が出席しました。
国土交通省大塚高司副大臣小田川の合流点を付け替えることで、高梁川の増水による小田川の水位上昇への影響を減少させ、小田川の水位を5mほど低くすることができます。
また、合流点を下流にすることで洪水時の酒津の水位を低下させ、市街地の氾濫の危険も少なくなるということです。
小田川合流点付け替え工事は2023年度までの完成を目指しています。