総社南高校美術工芸系の卒業生や在校生などが去年の「西日本豪雨」を通して自分たちの感じた「今」を表現した企画展の第二期が開かれています。
第二期の企画展では、第一期で出展していた総社南高校OBに加え、在校生の作品も展示されています。
メンバーは、西日本豪雨を通して自分たちが感じたことに一年間、向き合ってきました。
「呼応する流」と題された、今田千裕さんの作品は、刷毛で染められたナイロン地に、たくさんの小魚が泳いでいます。
自宅が倉敷市真備町にある今田さんは、豪雨災害で人々が一丸となって助け合う様子を、大海原で群れになって泳ぐ小魚にたとえました。
総社南高校3年生福田友也くんの石膏像は、「復興に向かってみんなで上を向いて進んでいこう」という力強いメッセージが目線に込められています。
他にも、シカが祈っている「祈」と題された作品や、豪雨災害と自分自身の心境を表現した石膏など、様々な作品が展示されています。
総社南高校OBたちによる企画展の第二期「Exhibition18-19」は、8月30日(金)まで総社吉備路文化会館で開かれています。