総社市は、支援体制の構築が必要とされている「ひきこもり問題」に積極的に取り組む全国の自治体の首長を集めて、サミットを開きました。
全国では、およそ115万人が引きこもり状態だと推計されています。
総社市では少なくとも200人が引きこもり状態だと推計する片岡聡一市長は開会の挨拶で「引きこもっている人は悪くない、笑顔で迎えられる社会に我々が変えていかなければならない」と述べました。
サミットには、県内外の行政職員、参議院議員、厚労省職員、ひきこもり支援者、一般市民などおよそ600人が参加し、満席となりました。
第一部では、全国首長サミットが行われ、山口県宇部市長、愛知県豊田市長など5人の市長がひきこもり支援で取り組んでいることに関して情報交換をしました。
群馬県安中市では、ひきこもり支援関係13機関とのネットワークをつくって研修会などを行っていることや、滋賀県守山市では、具体的な相談場所などを記載したひきこもり支援ガイドブックを作成していることなどを発表しました。
今後、このサミットは、年に1度、今回の参加5市の持ち回りで行うことが決まり、参加する自治体も徐々に増やしていくとしました。
そのほか、ひきこもり当事者と当事者の家族と支援者、報道ジャーナリストと大学准教授によるディスカッションなども行われました。
終わり♯