かつて玉野市内を走っていた玉野市営電鉄を紹介する「玉野市電まつり」がすこやかセンターで開かれました。
玉野市には1953年からおよそ20年間宇野と奥玉を繋ぐ4・7キロの鉄道がありました。
この玉野市営電鉄の歴史をより多くの人に知ってもらおうと毎年、玉野市電保存会がイベントを開いています。
会場のすこやかセンターには玉野市電鉄で走っていた車両が保存されています。
イベントに合わせてこの車輌の内部が開放されました。
子ども達は運転席に入ってアクセルやブレーキのレバーを動かしたりして車掌になりきっていました。
会場では昔の玉野の交通を紹介するコーナーが設けられ、鉄道をはじめ、今年の12月で休止となる宇野港と高松港をつなぐ航路の歴史も紹介されました。
宇高連絡船の開業当時の様子や宇野と高松を23分で運行していた急行の船の写真また貨物を船で運んでいた頃の様子など今はなくなってしまった貴重な交通の記録が展示されました。
玉野市電保存会ではこうしたイベントを通じて乗り物の歴史を伝えより多くの人に交通に興味を持ってほしいと考えています。
その他昭和のボンネットバスに乗って市電の廃線跡を巡るツアーも行われました。