天満屋倉敷店で開催中のイベントについて2つ続けてお伝えします。
4階の美術画廊では画家の金森 宰司さんの作品展が開かれています。
金森さんの作品は穏やかでふくよかなフォルムの人物を中心としたものが多く、明るい色彩と独特な雰囲気は、国内外の多くのファンから愛されています。
会場には油彩画、ガラス絵、ミクストメディア、合わせて35点が並んでいます。
この内、ミクストメディアは種類の異なる複数の素材を合わせて作品を描く技法です。
油絵具やアクリル、パステルで描き布や板を貼るなどし、表現に必要な材料を活かすのが特徴です。
金森さんはパリでマチスの張り絵を研究したことがきっかけでミクストメディアを作品に多く用いるようになったそうです。
「パッチワーク」と題されたこちらの作品は真剣な表情で手芸をする女性をミクストメディアの特性を活かしてカラフルに描いています。
「金森 宰司作品展」は今月13日(月)まで天満屋倉敷店4階美術画廊で開かれています。
続いて、5階催事場では「倉敷音楽市場」が開かれています。
このイベントは中古レコードなどの音楽ソフトに親しんでもらおうと倉敷市のレコードショップが天満屋倉敷店と連携して2016年から開いているものです。
8回目となった今回は関西や関東の有名レコードショップなど合わせて7店が持ち寄った中古レコードやCDおよそ2万点が会場に並びました。
今回は新型コロナの影響で、例年よりも、ワゴンの距離を離して販売が行われています。
訪れた人はロックやポップス、歌謡曲にクラシックなど、様々なジャンルのレコードやCDから掘り出し物を見つけようと、真剣な表情で品定めをしていました。
「倉敷音楽市場」で販売されているレコードは発売当時の帯が付いたものなど保存状態の良いものが多いほか、出回っている数が全国的に少ない希少価値の高いものも多く、コレクターやリピーターが市内外から足を運んでいるということです。
「第8回 倉敷音楽市場」は13日(月)まで開かれています。