新型コロナウイルスの影響でテイクアウトやデリバリーが増えていることを受け、備中保健所は食中毒への注意を呼びかける啓発グッズを作成しました。
啓発グッズは3種類で、飲食店向けのチラシ1000枚と、消費者向けの買い物袋5万枚、それにお手拭き5万枚を作成し、管内の商工会議所などを通じて飲食店に配布します。
飲食店業界では新型コロナウイルスの影響で弁当などの店頭販売や宅配サービスに乗りだし、減少した売り上げを補完しようとする店が増えています。
食中毒が起こりやすい季節でもあることから備中保健所はテイクアウトやデリバリーを行う飲食事業者に対し、あらためて予防を啓発する注意喚起を行うことにしました。
チラシには、注文を受けてから調理する、生ものは控え十分に加熱する、調理後2時間以内に食べてもらうなど6つの注意点が書かれています。
また、買い物袋とお手拭きには、それぞれ「すぐ食べてね」と「きれいな手で食べてね」のメッセージが添えられています。
総社商工会議所では、受け取った啓発グッズを市内の飲食店に配布し、食中毒防止を呼びかけたいとしています。
岡山県では、気温や湿度の高い日が続き、6月7日に県内全域に食中毒注意報が発令されています。
飲食店と消費者それぞれで食中毒に一層の注意を払いながら、おいしい食事ができるように心がけたいですね。