障害物を乗り越えながらコースを走る自転車トライアルの全国大会が倉敷市で開かれました。
自転車でバランスを保ちながら岩やブロックなどを乗り越える競技・自転車トライアル。
1年で4回にわたって開催される全国大会Jシリーズの開幕戦が倉敷市で開かれ、県内をはじめ関東や関西、九州地方などから53人が参加しました。
大会では、5つのコースそれぞれに6つのポイントが設けられ、足を着かずにいくつ通過できるかを競います。
9歳から22歳までの男子と10歳以上の女子が出場するブルー部門の注目は、倉敷市のチームREDZONEに所属する小学6年生の板谷遥香さんです。
大阪府に住む遥香さんは倉敷市出身の父・昌巳さんの勧めで5年前からトライアルをはじめ、3歳上の姉・彼香さんと切磋琢磨しながら競技に励んでいます。
去年スペインで開かれた世界大会では、9歳から11歳のユースガールの部で優勝。
岡山大会でも高いバランス力と集中力で次々とポイントをクリアし、ブルー部門の女子で1位となりました。
自転車トライアルは、ヨーロッパを中心に人気を集めていますが、日本では大会に出る選手が60人程度と競技人口が少ないスポーツです。
Jシリーズ岡山大会を運営するREDZONEの拠点・倉敷市福田町福田のLUNAパークは、自転車専用のトライアル施設として全国最大規模を誇り、おととし(2022年)からJシリーズの会場となっています。
Jシリーズの次の大会は、9月に兵庫県で開催されます。