倉敷市で作られた綿を使った子ども服のサンプルが完成し、デザインを考案した倉敷市立短期大学の学生に完成した子ども服が贈られました。
完成した子ども服は全部で4種類です。
これらはすべて倉敷市で栽培された綿で作られています。
この取り組みは、地元産の綿で子ども服を作ろうと倉敷市内で不動産業などを営む楠戸 俊宣さんが中心となって行っているプロジェクトです。
服のデザインは倉敷市立短期大学の学生が行い、コンペで優秀だった4人のデザインが採用され、それぞれに完成した子ども服のサンプルが贈られました。
プロジェクトを進める楠戸さんは、去年から綿花の栽培を始めています。
今年は市内3ヵ所で栽培を行っていて将来的には年間1トンの生産を目指しています。
楠戸さんは日本遺産として登録された「一輪の綿花から始まる倉敷物語」をPRし、江戸時代から始まった綿やイ草栽培により繊維産業が発展した倉敷の歴史とともに倉敷産の綿をブランド化していきたいと話します。
倉敷産の綿で作った子ども服は今年9月には倉敷美観地区と東京で販売開始される予定です。