倉敷市に起きた歴史的な災害を知ってもらおうと9月から倉敷市役所ホームページで市が所蔵する歴史的な災害資料を公開します。
平成30年に甚大な被害をもたらした倉敷市真備町の水害。
しかし倉敷市ではこれまで水害や地震、高潮などの多くの災害に見舞われ乗り越えてきました。
倉敷市では、甚大な被害をもたらした自然災害に関する記録の中から歴史資料整備室などが所蔵する資料をホームページで公開する予定です。
今から170年前江戸時代の嘉永3年(1850年)、当時2つに分かれて流れていた高梁川のうち東高梁川の安江と四十瀬の間の堤防が決壊し、岡山市の妹尾まで東西およそ10キロほどが洪水になりました。
絵図には、人や家畜が船で山に避難している様子が描かれています。
また「嘉永三年戌六月大水記録」と表紙に書かれた文書には、当時、よその藩の小石ひとつにも触らないと契約していた藩主同士が協力して復旧工事を行った様子が記録されています。
倉敷市では、嘉永3年の水害をはじめ昭和南海地震まで、災害の歴史資料をホームページで公開します。
現在ホームページでは、1850年から1946年までの7つの大きな災害が掲載されていて、それぞれの歴史資料は9月中に公開される予定です。