倉敷市内のギャラリーで木工作家によるしま模様トレイの作品展が開かれています。
縦じま模様に、横じま模様。カラフルなしま模様の目にも楽しいトレイがずらりと並んでいます。
トレイをつくったのは岡山市在住の川﨑正博さんです。
倉敷市内の中学校で20年近く美術教諭を務め、授業の中でトレイづくりを取り入れたことをきっかけに廃材を活用したしまトレイの制作を始めました。
さまざまな種類の木を並べて、はめこむという、寄せ木と象嵌の手法を使って作っています。
糸のこぎりで切り取った木で、縞模様だけでなく風景や昆虫なども表現しています。
はめ込んでつくっているため裏にも同じ柄が表れるのが特徴です。
オリーブを描いたこちらのトレイは、オリーブをモチーフにするだけでなく、背景の縞模様に実際のオリーブの木を使い作品の中で統一感をもたせています。
木に着色しておらず、天然の色味や杢目を生かした作品作りを行っています。
川﨑正博木工展は、10月4日までカフェ&ギャラリー青い鳥で開かれています。