玉野市の宇野港では現在、瀬戸内国際芸術祭 アート作品「舟底の記憶」のリニューアル作業が行われています。
きょう(13日)は、作家によるアート作品の公開制作が行われました。
「舟底の記憶」の作者 鉄作家の小沢 敦史さんです。
きょうは作品のリニューアルのため、鉄の廃材を1500度以上に熱して叩き、形を整え、部品にしていく作業が行われました。
2013年開催の瀬戸内国際芸術祭から宇野港に設置されている「舟底の記憶」。
旧日本軍の軍艦で使われていた「いかり」やノルウェー船の「スクリュー」に玉野市内で不要になった鉄の廃材を溶接した立体作品です。
海底での付着物が年月とともに増えていくのと同様に、作品も形を変え増えていくというテーマのもと、2022年開催予定の瀬戸内国際芸術祭に向け、リニューアルが行われています。
きょう(13日)の公開制作では、きのう(12日)地元の高校生向けに開いたワークショップの際に集めた鉄の廃材およそ100キロの加工作業が行われました。
加工されできた部品はあす(14日)から17日まで塗装や溶接が行われ、「舟底の記憶」の一部となっていきます。