先月8日に閣議決定された国の三次補正に伴い、岡山県知事はきょう臨時の記者会見を開き、県独自の新型コロナ感染拡大防止策などを盛り込んだ令和2年度2月補正予算案を発表しました。
令和2年度2月補正予算額377億3616万円のうち、新型コロナウイルス対策費用が146億8900万円で、患者を受け入れる医療機関の病床確保の支援金31億4700万円などです。
県が独自で行う感染拡大防止策としては
■ワクチン接種をスムーズに受けられる体制の整備に2億3000万円
■放課後児童クラブの保健衛生用品の購入などに4億6000万円
■密集状態を緩和するため特別支援学校のスクールバスを増便するなどに1億5800万円となっています。
また、直近1週間の感染状況について伊原木隆太知事は新規感染者は減少し、事態は好転しているが一方で重症者用の病床使用率が増加しているため、引き続き気を緩めず行動するよう県民へ呼びかけました。
岡山県は、新型コロナウイルスのワクチンの調整や、相談を受ける「ワクチン対策室」を近日中に新たに設ける考えです。