KCTコミちゃん（倉敷ケーブルテレビ）

岡山県はきょう（１５日）、新型コロナウイルスのワクチン接種開始に備えて県内２７市町村と発足させた接種体制確保協議会の２回目の会合を開きました。


市町村の担当者はリモートで参加した協議会では、県側から接種体制の準備状況が報告されました。
厚生労働省が１４日に承認したファイザー社製ワクチンの場合、県内の接種対象者の内訳は、優先接種される医療従事者や救急隊員がおよそ８万人、高齢者と施設入所者が５６万人、住民はおよそ１２４万人となっています。
接種の開始は、県が実施主体となる医療従事者などが３月中旬から、市町村が行う高齢者や施設入所者は４月１日以降の見込みです。
その後の一般県民への接種の明確な時期は明らかになっていません。
高齢者や住民向けの接種体制についての医療機関の１２日現在の意向調査も公表されました。
回答数９２５機関のうちサテライト型接種施設への参加意思があるのが４９２機関、集団接種会場に医師の派遣が可能なのが３９５機関、嘱託医などになっている高齢者施設で接種可能が１９３機関、その他、高齢者施設での接種可能が１６０機関となっています。
県では「個別接種を基本として必要に応じて市町村が設けた会場で集団接種する体制の確保を推進していきたい」としています。
そのためにも今後はサテライト型接種施設を多く確保していく方針です。

今後の主なスケジュールは、高齢者施設向けの説明会を今月１８日に岡山会場、１９日に津山会場で開くほか、２２日に医療従事者向けの接種施設の説明会を開きます。