倉敷市真備町では被災から3回目の卒業シーズンを迎えようとしています。
今年も被災した中学校の卒業生を笑顔にしようと地元住民がスイートピーを届けます。
スイートピーの花言葉は「門出」や「優しい思い出」。
ピンク、黄色、紫といった淡い色と甘い香りが特徴の倉敷市船穂町のスイートピーで卒業生の門出を祝います。
倉敷市真備町で被災した会社員の木谷倍三さんは西日本豪雨災害の翌年から町内の真備中学校と真備東中学校の卒業生へ毎年地域の協力などでスイートピーを贈っています。
準備には地元住民などのボランティア10人が協力し、1束10本の花を手際よく束ねていきました。
今年も2つの学校あわせて225人分の花束が仕上がると、早速、中学校へ届けました。
今年の卒業生は西日本豪雨災害に新型コロナウイルスと、入学以降、さまざまな困難に直面してきました。
地元住民の想いの詰まったスイートピーが卒業の日を彩ります。
真備中学校や真備東中学校など倉敷市立中学校の卒業式は今月12日(金)に行われます。