水島工業高校建築科の今年度の卒業設計や普段の授業で学んだ成果を地域の人に発信しようと、初めてとなる作品展がきょうから始まりました。
水島工業高校建築科は建築の製図や建築模型などの体験学習を通して将来、建築技術者として活躍できるよう学んでいます。
生徒たちの学習の成果を地域の人にPRしようと初めて開かれた今回の作品展では、今年度の卒業生37人の卒業設計作品をはじめ、1、2年生が授業で作成した住宅の設計図、学年をまたいだプロジェクトチームが出品したコンペ作品など110点を展示しています。
今年度の卒業生中村 優吾さんの卒業設計は地元の中庄に建築することを想定した集合住宅です。
解放感のある建物の中心部には桜、屋根には芝生が植えられ鉄筋コンクリート造りで近未来感をだしつつも、温かみのある雰囲気が魅力です。
独創的なアイディアが盛り込まれた中村さんの作品は日本建築学会中国支部令和2年度工業高校卒業設計最優秀賞を受賞しました。
このほかにも、地域に根差した設計を反映した製図や立体模型などが公開され訪れた人は高校生たちの発想力やアイディアに関心している様子でした。
作品展のPR水島工業高校 建築家 作品展は今月21日(日)まで、倉敷市本町の倉敷公民館で開かれています。