倉敷市の王子が岳レストハウスできょう(10日)、テイクアウトをテーマにしたイベントが開かれました。
倉敷市が管理する施設の新たな活用方法を探るトライアル・サウンディングの一環で、初めて行われたものです。
「てくてくTAKEOUTマルシェ」と題したイベントを企画したのは、空き店舗などでイベントを企画するアトリエソラデザインの西山まきさんです。
イベントには倉敷市のカレー店や菓子店といったこれまでに西山さんと繋がりのあった飲食店や、下駄の実演販売が人気の商店など6店舗が出展しました。
トライアル・サウンディングでのイベントを企画した理由などトライアル・サウンディングとは行政が活用を検討している施設などに対し、民間事業者が企画した事業を試験的に実施してもらう取り組みです。
王子が岳レストハウスは建築から50年以上が経過していて現在は観光客や利用者が少なくなってきています。
倉敷市は施設の活用方法や今後のあり方を検討するため、去年10月から今年9月末まで市の施設としては初めてとなるトライアル・サウンディングを実施しています。
きょう一日限定で開かれたイベントには事前に行ったSNSなどの告知効果もあり、午前10時から午後3時までの間、市内外から約250人が足を運びました。
訪れた人は瀬戸内海を望む風光明媚な王子が岳の景色とともにテイクアウトした食事やスイーツを楽しんでいました。
王子が岳レストハウスでは今後、トライアル・サウンディングで2件のイベントを予定しているということです。
倉敷市ではトライアルサウンディングでのイベントなどを行う事業者を随時募集しています。
詳しくは倉敷市観光課のHPをご確認ください。